2005年11月14日
みなさまこんにちは!カシカシです。
今回は「千葉大学環境健康フィールド科学センター」の中にある「柏の葉診療所」をご紹介します。いや〜、なかなか興味深いところでした。
前回ご紹介した千葉大学環境健康フィールド科学センターの広い敷地内、管理棟のお隣に「柏の葉診療所」はあります。ここはこの辺りでは珍しい東洋医学の専門医による漢方治療が健康保険適用で受けられる診療所なのです。
診療所の外観は木の温かみが感じられ、一般的にイメージされる病院の印象よりずっとやさしく親しみが持てます。中に入ると、ほのかなぬくもりが感じられる空気が漂い、診察を待つ患者さんが何人か、名前を呼ばれるのを待っていました。低いグリーンの椅子が置かれた待合室は、どちらかというと市民センターの休憩室の趣。ここではお茶を飲んだり、雑誌を見たりして過ごせ、多くの患者さんは診察が終わってもなかなか帰らず、ゆったりとくつろいでおられるそうです。その気持ち、分かります。非常に落ち着く空間でしたから。
この診療所の理念は、「自然と調和した医療の実践」とのこと。西洋医学とは違い、東洋医学では対症療法ではなく病気やトラブルを総合的に治療していくのが特徴。そのため、ひとり一人の診察も丹念に状況を把握することから始まります。いきおい診察時間も長くなり、通院期間も長期になりがち。健康保険適用なのはうれしいですね。
この「柏の葉診療所」は昨年6月にオープンしたばかり。完全予約制なので、いきなり行っても受診できません。最初にオープン告知をしたときは予約の電話が殺到し、なんと150件もの電話があったそうです。すごい〜!
最初の頃は、週1〜2回午前中の診察しかなかったうえ、初診の方が再診の予約を入れると、ほとんどの診察時間が再診の患者さんで埋まってしまい、新しい方はなかなか予約が取れない状況でした。あまりの殺到ぶりに予約をいったんストップした時期もあったそうです。現在は、月曜から金曜の午前・午後に診察ができる体制が整い、さらに11月からは二人の先生による二診体制ができるので、予約待ち期間が少し短くなるかもしれません。しかし今はまだ約2ヵ月待ちとのこと。診てもらうにはちょっと忍耐が必要かもしれませんね。
「柏の葉診療所」では、漢方薬治療に加えて園芸療法にも力を入れています。園芸療法とは、土をいじったり植物に触れることで、自然の癒し効果が患者自身の治癒力を高めて病気を治していくというもの。自然の中で花の香りや土の匂いを感じることで、症状が軽くなるケースが多いそうです。現在「柏の葉診療所」では、医学・薬学・看護学・園芸学・教育学・工学の専門家が集い、「知と知の集積と融合」というスローガンのもと、「エビデンス(客観的証拠)に基づく園芸療法プログラムの創設事業」を進めています。
診療所の前庭は畑になっており、ここにはゲンノショウコやアシタバなどの薬草、さらに唐辛子やネギなど、さまざまな植物が植えられています。これらは生薬として使われると同時に、この園芸療法にも使われています。
身体がなんとなくだるい、ちょっと体調不良など、病院で検査しても明らかな病気が見つからない症状を「未病」といい、東洋医学による治療はとても効果的だそうです。私も最近よく眠れなかったりするので、こちらの診療所で診てもらいたくなりました。なんとなく調子が悪い方、一度診察を受けてみられてはいかが。
さて次回は、こちらの診療所の漢方専門医、喜多敏明先生にいろいろお話を伺ったのでご紹介します。「柏の葉診療所」に通院されている方、診てもらったことのある方、体験談などをお知らせくださいね。お待ちしています。
☆柏の葉診療所
診療日時(完全予約制):月〜金曜日
午前9時〜12時、午後1時半〜4時半
電話番号:04-7137-8471
